投稿日:2018年10月23日
作成者: knowslearning カテゴリー: KNOWS Now!

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 10月の半ばに、散歩がてら自宅近くの「こども植物園」を訪れました。そろそろ秋バラが咲いている頃だと思ったのです。しかし、園内に入るといつもと様子が違っていました。

 柿の木は、低い枝にたわわに実をつけていますが高い枝はなく、南斜面のぶどう棚は枯れたツルが巻きついただけでした。そして、150品種を植えたバラ園は、開花数も少なく全体に寂しい印象でした。

スタッフの話では、台風24号で高い枝は折れ、葉は飛ばされて樹形が変わったが、それより“塩害”がひどいとのこと。横浜港から南西に10キロ離れた植物園でも“塩害”とは驚きでした。”へえ~“と、複雑な溜息をついた散歩になりました。

さて今号は、最新刊のKNOWS第7号の広報誌に掲載した宇都宮大学教職大学院の原田浩司准教授への「スペシャルインタビュー」を、抜粋して後半部分を掲載します。

◆◆◆◆目   次━━━━━━━━━━━━━━◆◇◆◆
Ⅰ 第7号KNOWS広報誌「スペシャルインタビュー」(2/2)
「考えたところで役に立たない。」
              全盲のアブディンの言葉
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Ⅰ「(子どもたちの)それぞれのつまずきの原因を取り除けば本来持っている“学び”の意欲が目を覚ます!」(2/2) 

子供たちには、具体的に何をどのように教えているのですか?

「手作りのテストで、子供たちのつまずきの原因を調べました。その結果、2年生ぐらいの内容でつまずいている子供たちが非常に多いことがわかりました。」

「そこで通常の授業は続行しながら、朝15分間、復習の時間を設けて、希望者を募り、つまずいている部分をピンポイントで指導することにしました。」

「そうしたら、子供たちが生き生きと学び始め、みるみる学力が伸びました。子供たちが本来持っている“学びたい”意欲が目覚めたのですね。」

「学習を前に進めるには、まずしっかり基礎固めをすることが大切です。」

「科学的データに基づいて学校としてそれぞれの子供に合った教育方針を立て、チーム体制で取り組むことが大事です。」

現在は、「特別支援教育のリーダーとなる人材を増やすことが重要だと考え、教師を目指す学生や、現職の先生方に学習障害の子供たちへの支援の方法を、実践的に指導しています。」

原田浩司准教授の「スペシャルインタビュー」は、KNOWSのホームページ「広報誌Vol.7」で読むことができます。

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Ⅱ「考えたところで役に立たない。」

モハメド・オマル・アブディンの言葉

モハメド・オマル・アブディンは、1978年スーダン生まれ。生後から弱視で、12歳の時に視力を失う。19歳で来日。福井盲学校、筑波技術短期大学を経て東京外国語大学に入学。現在、同大学特任助教。同書は音声読み上げソフトで書いた。

著書「わが盲想」の中で高野秀行との「特別対談」の中での言葉。

「あっという間に結婚して、子どもができて。と思ったら、子どもが3人になっていてね。」と、高野は、アブディンの14年間での“変わり具合”に驚く。そして「将来のことは考えない!計画を立てない!」と問うと、アブディンは「考えたところで役に立たない。」と答えた。

日常では、「考えてから」自らの進む方向を決めたり決断をするが、考えることで却ってネガティブになったり、慎重になりすぎて、一歩を踏み出せないこともある。それこそ“目を閉じて”動き出すときも必要なのかもしれない。

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[KNOWSなう]第46号はいかがでしたか?
47号の発行予定は11月上旬となります。
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